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2008年08月19日

[ 03 プライベート ]

いざ屋久島へ② 〜死と小さな命〜

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前回の続き。再び、上記写真 屋久島の森です。

( 今回はBGMで米良美一さんの「もののけ姫」を聞きながらどうぞ。 )

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さて皆様、この写真をご覧になってどのような感想をお持ちでしょうか。

鮮やかな緑と澄んだ空気、いくつもの命の逞しさなど癒されたり勇気づけられたりする写真と想います。

しかし。

帰宅してから気づいたのですが、この写真にはたくさんの死が映り混んでおります。写真左の大きな倒木、枯葉や枯れ木などすでに命を失っているものも確認できます。生命のダイナミックな息吹を感じる写真は実は一方でたくさんの死に支えられているんだなぁと気がついた次第であります。

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そういう意味でいくつか撮影した写真には死を礎にした命を改めて感じたものがありました。

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この切り株も樹齢500年は超えてから命を失ったようですが、株の上部には苔がびっしり。触ってみるとフカフカで絨毯みたいです。

そして、もうちょっと寄ってみると、

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ほーら、新たな命が芽を出しています。樹齢1年の赤ちゃん杉。なんともユーモラスで可愛らしい。これが数百年の時を経て屋久杉に育っていくんですね。なんともスケールの大きな話です。命は循環している。

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こうやってだんだん大きくなっていくんですね。

その視点で見ていくといくつもの命が見えてきます。

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杉の命の床になっている苔自体もこのようにたくさんの種類が身を寄せ合っております。私が行ったときには、珍しく晴天が続いていて雨露が不足していたそうです。それでもこの元気の良さ。

これは珍しい食虫植物。モウセンゴケの一種だそうです。

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小学校の先生がツアーでやって来て、屋久杉そっちのけでこのモウセンゴケで盛り上がっていたそうです。「メズらしー!!」とか言って。

そして、昆虫も宝庫であります。

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昆虫の苦手な人にはちょっとグロいかもしれないので、若干ぼかし気味に。でも、これミヤマカミキリ。「ミヤマ」は深い山って書くんです。小さいときに憧れていたけど結局見つけることの出来なかった大きな大きなカミキリムシ。全長8cmくらいの大型なもの。すごい。

でもこっちは可愛いです。カマキリとイトトンボ。

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屋久島はその標高差から植物の種類もかなり多いそうです。九州一の標高をほこる奥岳の宮之浦岳は1900mを超える標高で高山植物もたくさん自生しているそうです。登山には途中山小屋での宿泊が必要と言うことで今回は断念しておりますが、これも興味をそそられます。

そうは言っても鹿児島の南西に位置するこの島はハイビスカスなどの南洋植物もたくさん咲いている南国であります。

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と、これはアメリカンブルーかな。

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これはなんて花でしょうか。可愛いので一枚。

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海のそばには 南の国の花、島の中央は冬になると深い雪が幾重にも積もり、極寒の閉ざされた白と銀の世界に。まさに日本の四季をぎゅっと詰めた缶詰のような島であります。ああ、神の島。

そして神の島には守り神がいます。

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ヤクザルと、

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ヤクシカです。

最初は、お、サルだ!シカだ!と驚いていたのですが、あまりに数が多くてそのうち慣れてしまいました。

それでも初めて森の中で野生のシカを見たときには、ちょっと感動しました。

お、守り神だ、と。

そういえば、もののけ姫にでてきた シシ神もシカっぽい感じの神様でしたね。これが「でえだらぼっち」にその姿を変え、生と死を司る神として描かれていました。

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20080817kaasan.jpg シシ神は命を与えもするし、奪いもする。私は逃げずに自分の死を見つめている。サン、私はすでに十分に生きた。シシ神は傷を治さず、命を吸い取るだろう。」

もののけ姫の ”母親”、モロは死に直面したときにこう言っていました。

やはり屋久島にはその手の神様がたくさんいそうです。

命を与えたり、奪ったり。自然の摂理に従って生殺与奪がなされる、諸行無常の響きあり、であります。ああ。

そして、この島のそのような風景を見せてくれたのは島で暮らす現地の人たちでした。とても優しい人たち。その話は次回に。

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友達のトモダチは皆ともだちだ!

投稿者 tatsuow : 2008年08月19日 19:18

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