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2008年08月22日

[ 03 プライベート ]

いざ屋久島へ③ 〜暖かき人、熱い想い〜

またまた前回前々回の続きです。これまでのエントリーを読んで頂いた方何名かから「屋久島行ってみたい!」と反響を頂きました。嬉しいことです。

もし、行かれることがあれば本日ご紹介する彼らは皆さんの強力なサポーターになってくれるでしょう。ご紹介します。

(本日のBGMはサザンオールスターズの「神の島遙か国」。では、スタート!)

20080817watanabe.jpg

一日目のガイドをしてくれたのは渡邉ケンシンさん。屋久島生まれの屋久島育ち。ワイルドな感じですが、とても明るく楽しいガイドさんでした。

彼が縄文杉までの往復に同伴してくれました。往復10時間と前回書いたのですが、実はパーティの一人が途中で足を痙ったりするハプニングもあったりで実質は12時間くらい掛かった!のですが、大変的確なサポートをしてくれました。

20080817watanabe2.jpg

彼はパーティーの先頭を歩いているのですが、メンバーの状態を常にモニターしていました。当然前を向いて歩くのですが、足音を引きずって(疲れて)いないか、呼吸が荒くなっていないか、顔色は変わっていないか、など。音や気配、雰囲気などを確認しながら進んで行きます。

それらを察知すると足をとめて、動植物のことはもちろん、屋久島の地学や歴史などもユーモアを交えて話してくれました。知らない間に適度な休憩を取ってくれているんですね。決して一方的に知識を喋るだけではなく五感を余すところ無く駆使して我々をサポートしてくれていました。

上記写真のとおり彼の荷物だけずいぶん大きかったのですが、縄文杉にたどり着いたときにその理由がわかりました。

20080817coffee.jpg(写真はイメージ)

ガスバーナーやカップ、鍋などがその荷物の中身でした。疲れ切っている我々に味噌汁を振る舞ってくれ、また食後にはコーヒーを沸かしてくれました。山の上は結構涼しいので温かい飲み物が身体を癒します。山の湧き水、「縄文水」で沸かした風味は格別。ちょとしたサプライズでしたが、また元気に下山します。いや、細やかな配慮。

なんとか無事往復できたのは彼の力に寄るところが大きかったと想います。感謝。

20080817ichigo2.jpg

疲れた身体を引きずって戻ってきたのがこの宿。

空港から3分のロケーション。苺一笑(いちごいちえ)というペンション。清潔感のある宿でした。

20080817ichigo.jpg

オーナーのお二人。気さくで優しい方々でした。

20080817tobiuo.jpg

ここは料理がべらぼうにうまい。感動モノです。

上記は「トビウオの揚げ出し」なんですが、初めて食べました。頭から羽から残さず頂けます。これも代表的な屋久島料理だそうです。最後の日は別のホテルに泊まったのですが、この宿との食事のギャップの激しいのなんの ^^; 。 IMG_4588.JPG

上記がこの日のメニューなんですが、一品一品手が込んでいて、上品に盛り付けられてきます。最初のサバ節もうまかったなぁ。これを冷えたビールで流し込む。ゴキュゴキュッ、っぷはっぁ、っくぅーっ!!って感じです。トビウオ以外でも初めて食べるものがたくさんありました。いやいや恐るべし、屋久島料理。

東京で同じモノ食べたらこれだけで8,000円くらいはするんじゃないでしょうか。いや、8,000円で食べられるのなら良いかも。ちなみに、2食付きで一泊9,000円程度。おほほ、お値打ち。

20080817kawasaki.jpg

さて、「もののけの森」を案内してくれたのはこの人、川崎 豊さん。(20080822tel.jpg )大変元気な人でマラソンにも40歳を超えて挑戦を始めたやっぱり島育ちの人。

実はこの方、意外なご経歴。

ガイドを始めたのはつい最近だそうで、それまではなんと島で郵便局長をしていたそうです。およよ。

「あれ、あの人郵便局長さんじゃないの?

 あんたたち、なんで局長さんと一緒におるの?」

この方と一緒に行動していると島の人たちが目を丸くして20080822bikkuri.jpg こう聞いてきます。レンタカー屋のお姉さんや土産モノ屋のおばさんやら。その度に私が、「あの方は今年からガイドを始めたそうで、かくかくしかじか・・・」なんて理由を説明しているんですが。なんか変な感じ。^^;

20080817passion2.jpg

森を堪能して戻ってきたんですが、なんと元局長さん、農業も始めているとのこと。で、我々はその農園に招待して頂きました。

もっとも注力されているのが、このパッションフルーツ。ちょうど収穫の時期にあたりまして超ラッキー。

20080817passion.jpg

たわわに実った実が南国の風合いにイロづいた頃収穫されます。床一杯に所狭しと。むせ返るほどの甘い香り。いやいや。

20080817passion-j.jpg

で、早速頂きました。濃密に甘いんだけど酸っぱくて爽やか。

ご覧のように一つの実にはそれほど中身が入っていないのですが、この日はスペッッシャルにも100%天然ジュースを頂きました。一体いくつの実を使うのか!もったいないほど爽やかな体験でした。超贅沢。そこらで売ってるものでこれを作ろうとしたら5,000円じゃ全然きかないだろうなー。

+++

さてさて。

楽しくも刺激的な時間はあっという間に過ぎていきます。

島の人たちに共通していたのは、みなこの屋久島が好きでたまらないという熱い想いだったように感じます。

屋久島のみなさま、どうもありがとうございました。是非また屋久島行きの飛行機に乗りたい、と改めて想います。

20080822flight.jpg

+++

と、言い残して帰るつもりだったのですが、最終日の朝、ホテルのロビーで何気なく手に取った屋久島の写真集。

そこには衝撃の写真が・・・。

そして、実は我々は屋久島の入り口に立ったに過ぎないことを想い知らされます。そんな馬鹿な・・・。

ということで、いよいよ次回屋久島シリーズ最終章、完結編。神々の住む秘境、屋久島その奥へ・・・。つづく。なんちゃって。

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投稿者 tatsuow : 09:24 | コメント (0)

2008年08月19日

[ 03 プライベート ]

いざ屋久島へ② 〜死と小さな命〜

IMG_4625.JPG

前回の続き。再び、上記写真 屋久島の森です。

( 今回はBGMで米良美一さんの「もののけ姫」を聞きながらどうぞ。 )

+++

さて皆様、この写真をご覧になってどのような感想をお持ちでしょうか。

鮮やかな緑と澄んだ空気、いくつもの命の逞しさなど癒されたり勇気づけられたりする写真と想います。

しかし。

帰宅してから気づいたのですが、この写真にはたくさんの死が映り混んでおります。写真左の大きな倒木、枯葉や枯れ木などすでに命を失っているものも確認できます。生命のダイナミックな息吹を感じる写真は実は一方でたくさんの死に支えられているんだなぁと気がついた次第であります。

+++

そういう意味でいくつか撮影した写真には死を礎にした命を改めて感じたものがありました。

20080817kirikabu.jpg

この切り株も樹齢500年は超えてから命を失ったようですが、株の上部には苔がびっしり。触ってみるとフカフカで絨毯みたいです。

そして、もうちょっと寄ってみると、

20080817akachan.jpg

ほーら、新たな命が芽を出しています。樹齢1年の赤ちゃん杉。なんともユーモラスで可愛らしい。これが数百年の時を経て屋久杉に育っていくんですね。なんともスケールの大きな話です。命は循環している。

200808172nennsei.jpg

こうやってだんだん大きくなっていくんですね。

その視点で見ていくといくつもの命が見えてきます。

IMG_4740.JPG

杉の命の床になっている苔自体もこのようにたくさんの種類が身を寄せ合っております。私が行ったときには、珍しく晴天が続いていて雨露が不足していたそうです。それでもこの元気の良さ。

これは珍しい食虫植物。モウセンゴケの一種だそうです。

20080817mousen.jpg

小学校の先生がツアーでやって来て、屋久杉そっちのけでこのモウセンゴケで盛り上がっていたそうです。「メズらしー!!」とか言って。

そして、昆虫も宝庫であります。

20080817kamikiri.jpg

昆虫の苦手な人にはちょっとグロいかもしれないので、若干ぼかし気味に。でも、これミヤマカミキリ。「ミヤマ」は深い山って書くんです。小さいときに憧れていたけど結局見つけることの出来なかった大きな大きなカミキリムシ。全長8cmくらいの大型なもの。すごい。

でもこっちは可愛いです。カマキリとイトトンボ。

20080817kamakiri.jpg

IMG_4672.JPG

屋久島はその標高差から植物の種類もかなり多いそうです。九州一の標高をほこる奥岳の宮之浦岳は1900mを超える標高で高山植物もたくさん自生しているそうです。登山には途中山小屋での宿泊が必要と言うことで今回は断念しておりますが、これも興味をそそられます。

そうは言っても鹿児島の南西に位置するこの島はハイビスカスなどの南洋植物もたくさん咲いている南国であります。

20080817haibisukas.jpg

と、これはアメリカンブルーかな。

20080817A-Blue.jpg

これはなんて花でしょうか。可愛いので一枚。

20080817hana.jpg

海のそばには 南の国の花、島の中央は冬になると深い雪が幾重にも積もり、極寒の閉ざされた白と銀の世界に。まさに日本の四季をぎゅっと詰めた缶詰のような島であります。ああ、神の島。

そして神の島には守り神がいます。

20080817saru.jpg

ヤクザルと、

20080817shika.jpg

ヤクシカです。

最初は、お、サルだ!シカだ!と驚いていたのですが、あまりに数が多くてそのうち慣れてしまいました。

それでも初めて森の中で野生のシカを見たときには、ちょっと感動しました。

お、守り神だ、と。

そういえば、もののけ姫にでてきた シシ神もシカっぽい感じの神様でしたね。これが「でえだらぼっち」にその姿を変え、生と死を司る神として描かれていました。

20080817shishigami.jpg

20080817kaasan.jpg シシ神は命を与えもするし、奪いもする。私は逃げずに自分の死を見つめている。サン、私はすでに十分に生きた。シシ神は傷を治さず、命を吸い取るだろう。」

もののけ姫の ”母親”、モロは死に直面したときにこう言っていました。

やはり屋久島にはその手の神様がたくさんいそうです。

命を与えたり、奪ったり。自然の摂理に従って生殺与奪がなされる、諸行無常の響きあり、であります。ああ。

そして、この島のそのような風景を見せてくれたのは島で暮らす現地の人たちでした。とても優しい人たち。その話は次回に。

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投稿者 tatsuow : 19:18 | コメント (0)

2008年08月17日

[ 03 プライベート ]

いざ屋久島へ① 〜その大いなる姿〜

IMG_4797.JPG

行って来ました。

屋久島。

前々から一度訪れてみたいと想っていたその大いなる島。目の前に広がる大自然に圧倒されます。

この島の風景は映画、「もののけ姫」の森のモデルになったことでも知られています。

20080816hime.jpg

こんな感じの森でしたね。

20080817mori.jpg

そして、本物の森。

IMG_4779.JPG

一歩はいると、この景色。

屋久島は本州の5倍の降水量ということ、とくにこの森は島の中でも降雨量の多いところで川の石や倒木には苔がびっしり。約600種類の苔がむしているそうです。ちょっと何枚か置いておきます。

IMG_4778.JPG

鮮やかと言うか、厳かな緑。つい見入ってしまいます。空気も澄んでいる感じです。

屋久島は屋久杉が有名ですが、樹齢500年を経ないと「屋久杉」の名称はつかないそうです。いま、屋久杉の名前がついているのは少なくとも西暦1500年には芽を出していたことになります。室町時代まで遡るんですね。なんだかピンと来ません。

IMG_4755.JPG

この杉も結構な樹齢。1000年くらいでしょうか。一定の年月が経つと根っこの中央から腐って空洞化していくそうです。人が入れるくらいのスペースができているモノも珍しくありません。

その一つがこのウィルソン株。豊臣秀吉の寺建立の命により切られた跡、とされています。

IMG_4651.JPG

画面中央の「入り口」からはいると、中は10畳強の広さで自由に人が出入りできます。中に入ってある場所から空を見上げると、

20080816Heart.jpg

こんな風にハート型に見えることでも有名。絵はがきなどにもなっています。

+++

屋久杉で一番有名なのはなんと言っても縄文杉。樹齢で7000年以上だと現地のガイドさんにも教わったのですが、諸説あるようですね。

徒歩往復で10時間程度掛かってしまうのですが、チャレンジしました。もちろん。

20080816torocco.jpg

このようなゆっくりした上りのトロッコ道を2時間強、そして山道にはいって2時間程度上っていくのですが、両手両足使ってよじ登っていく、というのに近いです。よっこいしょ。結構、というかかなり辛かったです。(トレーニングしててよかった)

と、これが縄文杉。じゃじゃん。

IMG_4683.JPG

この写真ではちょっと大きさがわかりませんが、大人が両手を広げて12-3人がやっとこの根元を囲めるそうです。いやー、この木には神様は一人じゃないですね。そうそう、コダマちゃん20080816kodama.jpg もたくさんいるような気が。

縄文杉も感動的だったのですが、ワタクシ的にちょっと心を打たれたのがこの夫婦杉。

20080816meoto2.jpg

2本の杉はそれぞれ樹齢1000年程度らしいのですが、画面中央をご覧頂きますと、右の木から伸びた枝が左の木と同化しています。そもそも動植物で別々に生まれた命が一つになる、なんてことがあるとは知らなかったので驚きました。命の不思議を目の当たりにしてしばらく黙りこくってしまいました。

+++

屋久島で知られているのは屋久杉だけではありません。

水の島、とも言われているそうです。

降水量が多く、また島中央の奥岳は標高で九州一。山の保水量も桁違いに高いこの島は滝が多いのも特徴。

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いずれも有名な滝、冷たく、美しく、煌びやかに豊かな水が流れていきます。

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と、大自然の歓迎を受けたような気になっておりますが、まだまだ序の口、ということをこの後想い知らされます。いやー、すでにまた行きたくなっております。

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投稿者 tatsuow : 09:34 | コメント (0)

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