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2008年01月21日
[ 02 私の仕事 ]
愛なきコンプライアンス
先日のニュース。
毎日新聞のYahoo!ニュースで読みました。
「浜松市で昨年11月、空腹のホームレスの女性が市役所に運ばれ、福祉担当職員らが取り囲むなか心肺停止状態となり、翌日死亡した。敷地内の路上で寝かされ、市が与えた非常食も開封できないまま息絶えた。「すべきことはやった」と市は説明する。だが、なぜあと一歩踏み込めなかったのか。女性の死は重い問いを投げかけている。」
とのこと。 なんともやるせない話。
市役所はこう言います。
・「職務逸脱や法的な義務を果たさなかった不作為は認められない。」
・「与えられた権限の範囲内ですべきことはやった。」
・「医師ではないので (死を)予想できない。」
たしかに、市役所側はルールどおり、規定どおりの対応をしたのかも知れません。
しかし、偶然通りかかった野宿者の支援団体メンバーはこうコメントしているようです。
「職員が路上の女性を囲み、見下ろす異様な光景でした」
常識的な目でみると、それは非常識な光景だったに違いありません。
だって、結局、人が一人、死んだんです。
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世は21世紀。
小規模でもコンプライアンス (法令遵守) を意識しながらでないと企業の経営が成り立たない環境になってきました。昨年の 「偽」 の話なんてのは、そのトレンドに乗り切れずにいる会社が炙り出されたようなモノではないでしょうか。
今回は逆のケースです。ルールは守った。でも、意地悪く考えれば市役所の対応のコンセプトはこうです。
「俺たちゃ、ルール守ってたぜ?人が死んだって?そりゃ、気の毒だがよ、少なくとも俺たちのせいじゃないよな。法的にはよ。なんか違反してたって言うならさ、言ってみな?ないだろ?じゃー、帰った帰った。さ、仕事仕事。」
なんと冷たい、なんと寒々しい話でしょうか。 報道はこうも伝えます。
「女性は救急車から自力で降り、花壇に腰を下ろしたが、間もなくアスファルト上に身を横たえた。連絡を受けていた同課は、常備する非常用の乾燥米を渡した。食べるには袋を開け、熱湯を入れて20-30分、水では60-70分待つ必要がある。
しかし、団体のメンバーが女性に近寄った時、非常食は未開封のまま胸の上に置かれていたという。」
なぜ、口元にスプーンで運んであげないのか?なぜ毛布でくるんであげないのか?なぜ、「大丈夫、すぐ良くなるよ」と励ましてあげないのか?
あなたがまだ子供で小さいとき、そう、具合が悪くなったとき、誰かにそうしてもらったんじゃないんでしたか?
そろそろ施行される内部統制に関する対応で企業は新興含めて大わらわ、姉歯問題に怯えた建築基準法の非常識に厳しい改正で街は冬柴不況。
ああ、あぁ、愛なきコンプライアンスよ、お前は一体どこへ行く?
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投稿者 tatsuow : 2008年01月21日 17:06

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