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2007年10月10日
[ 02 私の仕事 ]
取締役って何だっけ

取締役。
ある会社が子会社を設立しました。
その取締役を親会社の社員から
2名抜擢しました。
お二人とも、とても優秀な人材で、私も適材だと感じてます。
彼らは取締役になるのはビジネス経験的には初めて。
就任の日にメールをしようかと想っていたのですが、時期を逸してしまったので、今回は彼らに対するお手紙ということでエントリいたしますね。
------ここから-------
まずは、就任おめでとうございます。
お二人とも、これまでの豊富なご経験と卓越した能力からすれば、遅すぎた抜擢なのかも知れません。
が、神様が決めてくれたタイミングとも想います。まずはお祝い申し上げます。 お祝いがちょっと遅くなってすみません。
さて、今般の就任は親会社からの 「 人事異動 」 的なタイミングで行われましたが、私は決してそうは想っておりません。
形式的だったかもしれませんが、お二人は株主総会で就任を決議されました。
会社法第330条
役員(取締役、会計参与および監査役)および会計監査人は株主総会の決議によって選任する
普通決議によるものなので、過半数の賛成で就任が認められます。お二人は株主に認められた取締役だということです。親会社の人事異動的な就任であろうが、なんであろうが、それは重要なことではないと想っています。
そういう意味でも取締役の責任としては、株主だけではなく、そこに関わるすべての人たちの利害関係に関わります。当然、会社法や関連法の遵守が求められます。で、配当もしたいし、社員の給与も上げていきたい。ので、まずはそのルールの中で利益を出していくのが大前提。
しかしながら。
私は、それは取締役の「 必要条件 」だと想っています。
では、「 十分条件 」とは何か。
以前のエントリ 「 株式会社の生い立ち 」で示したように、株式会社って進化した 「共同体」だと想うんです。ですから、利益はあくまで大前提に過ぎず、そこに関わる人たちが 「フェア」に暮らせるように采配を振るうことが期待されてます。
と、言うと、
「いやいや、ま、正論だけど、少なくとも株主はそこまで期待しないケースもあるよねぇ。」
と、いう意見もあるかと想います。
ドラッカー教授、お願いします。
どの書籍だか、忘れてしまいましたが、私はこの言葉にとても共感しています。というか、大好きであります。
工場内の手作業仕事量が多くてこなせないからと言って、「手」だけ雇ってくるわけにはいかない。当然人を雇うのだけど、賃金を払うだけではなく、その人の人生において長期的なやりがいを提供する場所として、企業を育てていく必要がある、と、お言葉が続きます。会社に必要なリソースは、言わば社会から借りてくるものであるのだから、「会社は社会のものだ」ということです。
よく言われる、
・株主
・社員
・取引先
の三方の満足を提供する責任があり、また、短期的な業績と長期的な成長のバランスをとることをいつもいつもいつもいつも迫られる。
「そんなん言うたかて無理やで。」という場面が何度も出てくると想います。
それでも、会社を社会として捉えて運営する、それが取締役の役割であり、「 十分条件 」だと想います。
勝手なことを言いましたが、十分すぎるほどの能力がおありになると想っておりますので、すぐさま私が教わる立場になるんだと想います。
他社の役員や社長の方々とも、そういう意味で会社運営に関して意見交換が必要な場合などは是非声を掛けてくださいね。すぐにセッティングしますよ。
また、最後ですが、くれぐれもご自身やご家族の健康管理は十二分に行ってくださいね。
ご健勝を祈っております。
では。
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投稿者 tatsuow : 2007年10月10日 15:49

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