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2006年08月24日
[ 02 私の仕事 ]
山のあなたの空遠く
山のあなたの 空遠く、幸い住むと人のいう
噫(ああ)、われひとと尋(と)めゆきて、涙さしぐみ、かえりきぬ
山のあなたに なお遠く、幸い住むと人のいう
" 山の向こう遠い彼方に幸福があると人は言っていた。(一人で行く勇気もないので)他人をさそって行ったけれども、幸福を見つけることはできなかった。それであきらめたかというと、そうでもない。人はまた、こう言う。「あなたが出かけていった山は近すぎたんですよ。もっと遠くの山ならば幸福があったのに」と人は言う。 "
誰もが一度は口にしたことがあるでしょう。カール・ブッセ (Carl Busse,1872-1918) というドイツのロマン派の詩人の歌で、上田敏さんの訳です。
この詩に触れるたびに、「足るを知る」という言葉を想い出してしまいます。「足るを知る」とは仏教の言葉ですが、簡単に言えば、
「満足することを知っている人は"なにか"がなくても幸せであり、いつも何かが足りないと思っている人はたとえお金持でも不幸だ。」
ということです。
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21世紀のメガトン級の資産家であるビルゲイツ氏と、ウォーレンバフェット氏がその資産の多くの部分をゲイツ氏自らが運営する財団へ寄付をするということになりました。全世界で話題になりましたね。
かれらが、出版したビデオがこちらですが、「成功」と「幸福」に関して定義していて、興味深いです。
「成功は"望んだものを手に入れること" であり、幸福は"手に入れたものを楽しむこと"だ。」
あまりに明快です。これを逆に解釈するとこうなります。
「幸福とは望んだものを手に入れることではない。」
そういうことですね。単純です。 現代の成功者/希代の資産家も、カールブッセやブッダと同じ事を言っていると受け取ることが出来ます。
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最近、尊敬する友人と会話したのですが、
「都会って "ガンバっている人" 多いよね。これ、どう思う?」
と聞かれて、こんな事を考えていたのでした。人は成功したいために頑張るのか、幸福になりたいためにガンバルのか、それとも、誰かにがんばれと、言われたから、か。
少なくとも、この記事の登場人物の皆様から言わせれば、" 頑張っても幸せにはなれない、今、そこにあるものを心から楽しむことが幸せなのだ。" 、ということですよね。
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投稿者 tatsuow : 14:20 | コメント (0) | トラックバック
2006年08月23日
[ 02 私の仕事 ]
ハイキング理論 ~チームのゴール~
ぐーチョコランタンの仲間がハイキングに行きます。
どのような順番で並んでいくと目的地に早く着くでしょうか。5人のなかで、 一番足が速くて、体力があるのが、
ガタラット。 で、一番足が遅くて、体力がないのが
ジャコビ。 あとの3人(スプー、ズズ、アネム)は、まぁ、ほぼ同格だとします。
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さて、問題です。
目的に全員が一番早く到着する可能性が高いのはどの順番でしょうか。左側が先頭です。←が進行方向。
①
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②
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③
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さぁ、よーく考えて。ファイナルアンサーしてください。
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正解の前に。
最近というか、2006年4月以降、このぐーチョコランタンのスプーがネットで異常な人気を誇っているのはご存じでしょうか。NHKで放送しているこの番組、はいだしょうこさんという歌のお姉さんが絵描き歌で、このスプーを書いたのですが、その出来映えがあまりに衝撃的だったために、ネットで大騒ぎになってしまったのです。削除しても削除しても次から次へと投稿されてしまうこの映像をまずはご覧ください。 最初からみて頂いて、最後の20秒がクライマックスです。
Wikiにもスプーのえかきうた騒動でその模様が詳細に記録されております。私はこれで笑い転げて、ある日の午後、仕事になりませんでした。こんなに笑ったのは、先行者(およびその外伝) 以来かなぁ。
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閑話休題。
正解ですが、これは②の
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が正解。
足の速い
ガタラットが先頭だと、歩いていくウチに隊列が長くなっていってしまうんですね。一番最後の人がゴールしたときが本当のゴールなので、一見遅いようですが、
ジャコビが先頭にたって進むのがチームが目的を達成するのには一番合理的。
ちょっと意外ですね。一番足の遅い人が先頭なの?という感じですが、これは数年前に爆発的に売れた「ザ・ゴール ~企業の究極の目的とはなにか~」で明らかにされています。 p149からの「ハイキング」という章で、物語風に展開されていて大変興味深いです。
本の中では、製造業の工場内の生産管理とヒモ付いていていますが、とても読みやすく構成されています。経営書で、本質的なことが詳細に既述してありますが、小説仕立てになっているので、どなたでも娯楽的に手に取れるところが、大ヒットの理由なんでしょうか。シリーズになっていますが、順番に読むのが良いでしょう。
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投稿者 tatsuow : 14:05 | コメント (1) | トラックバック
2006年08月18日
[ 03 プライベート ]
「一生忘れない」 は本当か
「一生 あなたの事は忘れない・・・」

なんて、映画のセリフみたいですが。大抵は、記憶は薄れていくモノです。そのときはどんなに情熱的に想っていても、記憶には忘却曲線で説明される劣化がありますので、熱が冷めるようにおおかたのことは忘れていきます。
しかし、おもしろいモノですべてを忘れてしまうわけでもありません。おじいちゃんが、のらくろ
の書き方をいつまでも忘れないように、おばあちゃんが終戦の日のハナシを何度も語るように、いくつになっても忘れないこともあります。人間の記憶ってどうなっているのでしょうか。
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先日テレビで、「
25歳の女性の失踪の謎」をスウェーデンの " 能力者 " が解明する、という番組を放送していました。
彼、" 能力者 " は遠くは北欧の地から、誰にも教わらずに 失踪女性の写真を見ただけで、彼女の家族が住む土地を特定したり、失踪したと思われる湖の周辺の環境を言い当てたりしていきます。
彼はこう言います。
「彼女の記憶をたどると鮮明に映像が浮かび上がってくる。」
まだあったこともない女性の、しかも亡くなっているかも知れない女性の記憶をたどるって、どういうこと?と言う感じですが、このような " 能力者 "がFBI や CIA の抱える事件の解決に寄与していることは有名です。機関専属の " 能力者 "もいるようです。でも、能力者は能力を使っているにすぎず、能力を使える環境というか記憶の構造がまずはあるはずで、それは人間の脳ミソに記憶が詰まっているという前提が崩れるハナシですね。
「魂の記憶」という本は、記憶の仕組みに関して新しい考え方を説明をしてくれます。一文を引用すると、
「 シュワルツの仮説 の観点から見ると「魂」や世を去った人たちの人生の記憶が、私たちのまわりに偏在している「量子真空」のなかに織り込まれて存在している可能性があると思うからだ。 ( p219) 」
「シュワルツの仮説」は「動的システム記憶仮説」というそうです。この世にあるすべての記憶はエネルギーシステムであり、生き続けて進化をしている、と説きます。ホメオパシーと呼ばれる医学的治療法などはこの説をベースにしています。
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これらの説が正しいかどうか、私には分かりません。前述のテレビ番組がヤラセかどうかさえ、分かりません。
しかし、人間の脳ミソに記憶が詰まっていない可能性があるのであれば、どういうことになるんでしょうか。 すくなくとも、シュワルツさんに言わせると、冒頭のセリフは違うメッセージになるんでしょうね。
「あなたのことは忘れない・・・永遠に」
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(今日はちょっとロマンティックになっちゃった。・・・ガラじゃないか。)
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