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2006年01月02日
[ 01 ホットでクールな社長達 ]
アイティメディア 藤村会長

アイティメディア 藤村会長です。 先日ある会合で久しぶりにお目に掛かって、半ば強引にランチに押しかけました。 元々アスキーの書籍や雑誌の編集長をされていたジャーナリストと表して良いのでしょうか。 私がマイクロソフトの関連会社にいた頃からのお付き合いですので、10年近くが経過したことになります。2000年にアットマークアイティ (@IT)という会社をご自身で興されて、業界の注目の的でした。その後、2004年11月にこの記事のとおりに合併をして今の形になり、 株式公開を準備していると言うことです。
かつて私がITに関する仕事に従事していた頃、業界に尊敬するジャーナリストが3人いました。切り口が鋭く、視点がユニーク、 で分析が冷静と共通したエクスパタイズを持っていたと記憶しています。藤村さんはその筆頭でした。 思えばあの頃のアスキーはそういう人たちの巣窟だった感じですね。
藤村さんとは年末にお会いしたのですが、年明けに掛けて1冊本を読みました。 藤村さんとあったのもこの本を完読するきっかけなったかも知れません。
ご存じの方の方が多いと思いますが、蛇足を致しますと、
彼はマッキントッシュのApple社を創業、一旦は大成功を納めるモノの同社を追われるという屈辱的な体験をします。その後、
「トイ・ストーリー」で有名なPixar社を興し、またApple社に返り咲いて今度はiPodを爆発的に普及させた50歳。
ビルゲイツを宿敵として今まさに追い落とそうとしている男の半生を綴った書籍です。結構分厚い。「iCon」
というタイトルは邦題で「偶像復活」と訳されています。なるほどその呼び名にいろいろな意味で相応しい人です。
というのも彼はかなり性格の曲がった人物らしいです。人の手柄は取り上げるし、自分の意見がいかに正しいか、
相手を説得するのに暴言を吐くのも厭いません。一方で優秀な人材を確保して、鼓舞し、
ゴールに向かって突き進むチカラは筆舌に尽くしがたいものがあるようです。大いなる矛盾の人、
こんな表現が本のどこかにあったかと思います。
元マイクロソフト会長の古川さんのブログにもこの本のことが書いてありました。 そうそう、もうひとつ大日本インキの川村さんには以前、 ジョブスがスタンフォード大学の卒業祝賀スピーチのテキストを送ってもらいました。このスピーチはWebにもなってます。 感動します。・・・ジョブスの性格を知らなくとも。
この本は全米でも有名な二人のジャーナリストの手によって描かれています。綿密な取材と手に汗握る描写で一気に読ませます。 冷静な分析とユニークな切り口に負うところも大きいと感じさせます。上記の卒業祝賀スピーチを読んだだけでは、 間違った認識の元にジョブスを美談の主人公として記憶したかもしれません。事実はそうではない。
でも、そうではないから、人間は矛盾だらけだから面白いと感じます。あまたの才能を持ちながら一方で異常にスケベだったり、 性格が悪かったり、ずるかったり。事の本質を捕らえようとすればするほど、矛盾に向き合うことが重要になってくる、と。 そういうことをひとつひとつ紐解いて、明らかにする、世間が持っている偏見にも似た常識に挑んでいく、 実はジャーナリストって人間くさい商売なのですね、藤村さん。
年が明けました。2006年。藤村さん、今後とも末永くよろしくお願い致します。
投稿者 tatsuow : 2006年01月02日 11:56
コメント
藤村です。久々にお会いできて良かったです。
コメントしてみたくなったのは、バジリコ社の長廻健太郎氏が紹介されていたからでもあります。
ちょうど、「ビジネスを育てる」というバジリコ社が出版された本を読んでいたもので。興味を引く出版物を読むと、その版元が気になるというのは出版関係者の悪い癖ですね。
何かの符号があるような気がしました。では。
投稿者 藤村 : 2006年01月02日 19:44
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